2013年02月17日

チェルノブイリ×10

今更だけど「死の淵を見た男」を読んだ。
この作品は福島第一原発の事故が起きた際に現場にいた人達の談話を基にしたノンフィクションで、作者の主観が大分入っている気はするものの、私のように当時の現場の様子を知りたい人にはちょうど良い本だと思う。
客観的、科学的に知りたい人には肩透かしだろうけどね。
でも、私は作業員さん達の話を聞きたかったから概ね満足かな。
東電以外の作業員さんの話も入ってれば、なお良かったわ。

本を読んで、今もなお事故を収束させるために働いていらっしゃる方々への感謝の気持ちを新たにしたわけなんだけど、同時に安易なヒロイズムに浸りたくはないなぁとも。
この本、ちょっと語り口がプロジェクトXっぽいんだよね・・・。
盛り上がるんだけど、盛り上がるってことはそれだけ感情的だってことなわけで、自分の中で勝手に盛り上がった感情に流されて、作業員さんスゲー日本人スゲーの何でも万歳状態になるのは嫌だなと。
いや、実際スゲェとは思ってるのよ。ただ、彼らも私らと同じ普通の人であることは忘れたくないってだけ。
ヒーローはいないけど、普通の人でも時々必要に迫られて英雄的な行動をとることがある。
その点はちゃんと押さえておきたい。

また同じような事故が起きた時に、福一と同じように英雄的な行動をとれる人は現れるんだろうか?
考えているうちに考えがどんどん捻くれた方向に進んでしまったので、この本の感想を述べるのはここまでにしておく。
アタリサワリガナイコトガブログヲナガクツヅケルコツデスヨ。twitterモマタシカリ。

でも、色々考えたのは本当だよ。
原発のことから日本人論まで色々考えたい人にも、オススメな作品だと思うわ。
posted by どら at 18:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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