2007年04月15日

Good bye Lenin

ネタが無いので映画話。
しかも、また公開されたのが数年前という微妙に古い作品を選んだり。
だって最近、映画を見てないんだもの。

舞台は、ベルリンの壁が崩壊する直前の東ドイツ。
東ドイツを愛してやまないクリスティアーネは、反政府デモに息子のアレックスが参加しているのを目撃し、ショックで心臓発作を起こして倒れてしまう。
更に運が悪いことに、処置が遅れたせいで長期間にわたって意識を失うはめに。
彼女が目覚めた時には、ベルリンの壁が崩壊し、東ドイツは西ドイツに飲み込まれてしまっていた。
医師が家族に説明する。
クリスティアーネの意識が回復したのは奇跡に近く、余命はあと数ヶ月。しかも、また強いショックを受けたら命取りになると。
もし、彼女が東ドイツが消滅したことを知ったらどうなるか・・?
母親が倒れたのは自分のせいだと強い自責の念に駆られていたアレックスは、クリスティアーネのために、今までと変わらず、東ドイツは存続しているのだと嘘を吐き通すことにする。
最初の嘘が次の嘘を呼び、雪だるまのように大きくなっていった嘘が最後には・・・という、お話。

嘘を吐くのは悪いことなわけで、アレックスの姉やGFのララは反対する。
確かにクリスティアーネが健康を取り戻し、今後も長く生きていくなら真実を教えた方が絶対に良いわけなんだけど、でも余命数ヶ月となると、それが本当に正しいのかどうか。
最後は彼女の理想の世界で過ごさせてやりたいというアレックスの気持ちも分かる。
そのおかげで、アレックスは東ドイツ時代のピクルスの瓶を求めてゴミ箱を漁ったり、テレビ好きの母親のために友達から古いビデオを借りて、さも現在の番組のように見せかけたり、コカ・コーラの広告を目撃した母親に向かって、資本主義に疲れた人々が東ドイツに大量に移住してきたという、苦し紛れの言い訳をしたりするはめになってしまう。
本人は必死で大真面目なんだけど、傍から見るとちょっと笑えて、かなり切ない。

ところで、クリスティアーネが愛国者になった理由なんだけど、これはアレックス達が幼い頃、夫が家族を捨てて西ドイツに亡命してしまったことに起因する。
少なくとも、アレックス姉弟はそう思っている。
でも、事の真相は違っていて・・クリスティアーネもまた嘘を吐いていたことが、アレックスが父親と再会したことで判明する。
でも、これは責められないよなぁ。嘘で誤魔化さなきゃ、やってられないこともある。
そうアレックスも思ったからこそ、最後にそれは壮大な嘘を吐いたんだろう。
「嘘」と書いて「りそう」と読むような、ね。

クリスティアーネが息を引き取る少し前に、ララが真相を教えていると思われる場面がある。
でも、クリスティアーネは教えてもらう前から気づいていたんじゃないかな?
恐らくは、撤去されるレーニン像を見てしまった時に。

嘘を吐くのは悪いこと。
でも、そこに大切な人が絡んでくると、ちょっと事情が変わってくる。
良いか悪いかではなく、幸せか否かで考えれば、間違いなく、クリスティアーネは幸せだったのだと思う。

なお、今回のブログのタイトルは映画の題名でもあり、作中で使われた曲の題名でもある。
この曲を背景に、クリスティアーネはヘリコプターで運ばれて行くレーニン像を目撃する。
レーニン像の手が、ちょうどクリスティアーネに向けて伸ばしているように見えてね。
この場面だけでも見ることをお勧めしますわ。
posted by どら at 18:21| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして^^

私の健康情報サイトで
こちらの記事を紹介させて頂きましたので
ご連絡させて頂きました。

紹介記事は
http://mikeai1.livedoor.biz/archives/50112143.html
です。

ありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします^^
Posted by ai at 2007年04月15日 19:50
はじめまして。
ご連絡いただき、ありがとう御座います。
正直、当ブログは健康情報は殆ど載っていないんですが(^^;;

のちほど、お伺いいたします。
Posted by どら at 2007年04月15日 23:12
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